証券会社に口座を開設して資金も用意し、買いたい銘柄も決まったなら、いよいよ実際に株の売買をしてみましょう。まず実際に取引が執行される時間帯は各証券取引所により若干違いがありますが、東京証券取引所を例にとると、土曜日・日曜日・祝日・12月31日および年始3日間を除いて毎日の午前9時から11時(前場)と午後12時30分から3時(後場)までの2回です。証券会社では立会い時間外でも注文は受付けてくれますが、実際に売買が執行されるのは特別な場合を除いてこの時間帯のみとなっております。

注文方法は「何を何株、いつまで、いくらで買うか(売るか)」を証券会社のトレード画面に入力するだけで完了です。一旦注文が執行されてしまうと取り消し出来ませんので、「注文確認画面」で再度確認するなど冷静に行いましょう。また価格の指示には値段を指定しないで行う[成行き注文]と、値段を指定して行う[指値注文]の2種類があります。ネット証券では板情報がリアルタイムで見れますし、「逆指値」などの特別な注文方法も提供してますので状況に合わせ使い分けるのもいいでしょう。
[~株取引の豆知識~ インサイダー取引]

皆さんはインサイダー取引という言葉を聞いたことはありませんか?インサイダー取引とは「企業の内部者が市場に影響を与える重大な事実を事前に知りながら、その情報が公表される前に株式の売買を行うこと」を言います。当然、この様な取引が横行すれば一般の投資家との間で不公平が生じてきます。ですので市場の健全性・公平性を保つため証券取引法では罰則規定を設けているのです。先進国アメリカでは早くからSEC(証券取引委員会)による監視が行われてきましたが、日本でインサイダー取引を禁止する法律(改正証券取引法)が施行されたのが1989年になっての事です。
インサイダー取引を題材とした、チャーリー・シーン主演の映画「ウォール街」が公開されたのが1987年の事ですから、日本が如何に遅れていたかが分かります。株は情報戦と言いますが、日本はインサイダー天国などと揶揄され、昔はいち早く情報を仕入れるために企業の役員宅に盗聴器を仕掛けたなんて話もあるぐらいです。現在でも、インサイダー取引や株価操縦に対する規制が万全とは言い切れないのが、日本の現状なのです。