証券会社の口座を開設したところで、いよいよどの株を購入するかを選んでいきましょう。銘柄選択のポイントとして「バリュー株投資」「グロース株投資」という2つの投資手法があります。バリュー株投資とはPER(※1)やPBR(※2)などの指標を基に、株価が本来持つ企業価値より低く評価されてる銘柄に対して行う投資手法です。逆にグロース株投資とは、企業価値に比べて株価は割高だが今後も成長が期待できる銘柄に対して行う投資手法です。簡単に言うと「割安株」か「成長株」に対して投資しなさいと言うことです。

ですが、これはあくまで一般的な投資手法であって現在の市場に通用するとは限りません。現在の株式市場は投機色が強まっておりますのでテクニカル分析(※3)やファンダメンタル分析(※4)を無視して、単に値動きのいいもの、思惑絡みのものに人気が集中する傾向にあります。株価を決める要素でも説明しましたが、しょせんは株価の行方は需要と供給のバランスですので、企業価値や成長性より人気の高い銘柄に投資しなければならないのです。「結局何を基準に選べばいいの?」と思われるかもしれませんが、ようは自分の投資スタイルに合わせて何を基準に銘柄を選択したとしても買い時と売り時をしっかりと見定め、周りに左右されることなく自分を信じることが大事だという事です。

信じる者と書いて「儲かる」と読みます。銘柄選びには正解はないのです。リターンとリスクの配分を考え自分だけの相場哲学を構築し、儲かる投資家を目指しましょう。
※1 株価を1株当たりの税引き利益で割った値で株価収益率のこと
※2 株価を1株当たりの純資産で割った値で株価純資産倍率のこと
※3 チャートなどにより過去の価格・時間・出来高などから将来の方向性を分析・予測すること
※4 企業の業績や財務内容を分析することで、本来あるべき企業価値を分析・予測すること